『ル・グラン・ガラ 2018』を振り返って

マチュー・ガニオとドロテ・ジルベールからの贈りものルグランガラ2023公式ページのトップ画像 最新情報

『ル・グラン・ガラ 2018』
~パリ・オペラ座バレエ団トップダンサーたちによる華麗なる宴~
上演日時 2018年1月11日(木)~13日(土)
会場 東急シアターオーブ
演目 『トリスタンとイゾルデ』(全幕日本初演)、『ヴェーゼンドンク歌曲集』(世界初演)

300年以上の歴史から受け継がれた伝統を受け継ぎながらも、新しい挑戦を革新的に続け、常に世界最高の地位を不動のものとしているパリ・オペラ座バレエ。その中でも実力・人気共にトップ・エトワールの座に君臨するドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオを中心とした公演、それが『ル・グラン・ガラ』。

2018年に開催された第1回公演では、気鋭の振付家ジョルジオ・マンチーニによる作品が選ばれた。『トリスタンとイゾルデ』は、すでに欧州では再演を重ねて絶賛を博した話題作。ワーグナーの陶酔的な「愛の死」の旋律にのせ、恋人たちの情熱と死をジルベールとガニオが抒情的に演じた。すでにヨーロッパで何度も踊り、日本公演を熱望してきた2人にとって思い入れの強い作品で、ふたりだけの濃密で美しい世界が繰り広げられた。

世界初演となる『ヴェーゼンドンク歌曲集』は、ワーグナーがパトロンの妻マティルデに恋をした「トリスタンとイゾルデ」の変奏というべき作品。オニール八菜、ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャンの3人にインスピレーションを得て、本公演のために創られた。三角関係を彷彿とさせるパ・ド・トロワでは高度なテクニックを遺憾なく発揮するなど、信頼関係が強い3人ならではの、息の合った、かつスリリングな作品として仕上げられた。

ル・グラン・ガラ『トリスタンとイゾルデ』のイメージ写真

『ル・グラン・ガラ 2019』を振り返って

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