洗練の極致、究極のバレエ美を魅せる
『ル・グラン・ガラ 2019』
上演日時 2019年7月23日(火)~25日(木)
会場 文京シビックホール
演目 Aプログラム クラシックからコンテンポラリーまで
Bプログラム 『ジュエルズ』、『マリア・カラス~踊る歌声』(世界初演)
2018年に行われた第1回公演の大成功を受け、前回出演した5人に、アマンディーヌ・アルビッソンとレオノール・ボラック、オードリック・ベザールの3名を加え、パワーアップして開催された第2回公演。
Aプログラムでは、黄金時代を築いたヌレエフによる『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『ライモンダ』、プティの『プルーストー失われた時を求めて』より“モレルとサン=ルー” と“囚われの女” 、フォーサイスの『ヘルマン・シュメルマン』、プレルジョカージュの『ル・パルク』より“解放のパ・ド・ドゥ”など、オペラ座ならではのレパートリーの幅広さを体感できる内容となった。
Bプロでは、世界初演となる『マリア・カラス~踊る歌声』では、8人のダンサーが総出演するという豪華なものとなった。2018年公演で上演された『トリスタンとイゾルデ』『ヴィーゼンドンク組曲』の振付家ジョルジオ・マンチーニの新作で、世紀の歌姫マリア・カラスの歌声からマンチーニが受けた感情をダンサーたちが体現していく内容で、『椿姫』『夢遊病の女』『カルメン』『ノルマ』などの名曲に導かれたダンスによって“カラスの深い孤独”が描かれた。また、カラスも愛した“宝石” をテーマにしたバランシンの『ジュエルズ』より“エメラルド”と“ダイヤモンド”が併せて上演された。

『エスメラルダ』(ドロテ・ジルベール、ユーゴ・シャン(c)Hidemi Seto

『プルースト』(マチュー・ガニオ、オードリック・ベザール)(c)Hidemi Seto

『ヘルマン・シュメルマン』(オニール八菜、ユーゴ・マルシャン)(c)Hidemi Seto